【平成18年】
●桜の名所
●はじめまして・・!

【平成17年】
●今年も終わりですね
●韓国版の日本のガイドブックに載ってます!
●かっぱ橋本通り物語
●浅草の夏
●三社祭でお神輿を担ぎました!

「三社祭でお神輿を担ぎました!」

みなさんこんにちは。
三社祭も終わってしまいました。
寂しいですが、また来年ありますからね。
今からもう楽しみです!

さて今年の三社祭は、5月19日(木)本社神輿神霊入れの儀から始まりました。
21日(土)には三社祭でも見所の一つ、浅草寺観音本堂裏広場に氏子各町のお神輿約100基が勢ぞろいする氏子各町神輿連合渡御が行なわれ、22日(日)には本社神輿の氏子各町の渡御が行なわれ、今年も最高の盛り上がりをみせました。

実は今年の三社祭で、私にとって初めての経験がありました。
なにかというと・・・初めてお神輿を担いだんです!!
思い返せば去年、初めて三社祭を観た時からお神輿を担ぎたいと思っていました。
それが今年、お神輿を担がせて下さるとのお話をいただき、私は初めてお神輿を担ぐことが出来たんです。
それでは今回は、初めてお神輿を担いだ時のお話をします。

さて私は21日夜の氏子町会のお神輿を担がせていただきました。
お神輿を担ぐには、まずは指定された半纏を着なくてはなりません。
お借りした半纏を着てみましたが、・・う〜んぜんぜん粋には着こなせません・・帯もよく結べないし・・と鏡の前で落ち込みました。
でもまぁ初めて半纏に袖を通したんだからしかたない!
くよくよ考えないでとにかく経験!
さあお神輿担ぐぞ〜っと気合を入れて外に飛び出しました。
さてお神輿に走っていったのはいいのですが・・どうやって担ぎに入ったらいいのか・・。
お神輿の周りをうろうろしていたら、なんと近くにいた方が「ほらっどんどん入んなくちゃ!」っていいながら私の腕をつかんでお神輿の担ぎ手の間に私を無理やり入れて下さいました。本当に感謝です!!
とりあえずお神輿の棒にしがみついたんですが、この棒が想像以上に角ばっていて、しかも太くて、肩に当たると痛い!!!
こんな痛いのにどうやって担げばいいのか。
とにかく前の人の担いでいる真似をしてガッと棒に左手を巻きつけました。
すると棒と肩がぴったりくっついて痛くなくなりました。
でも担ぐというよりはお神輿に必死にしがみついている感じです。
ところがだんだん担ぎ慣れてくると、不思議と担いでいるのがとっても気持ちよくなってくるんです。
また担がないと分からない、下から見上げるお神輿の美しい光景や担ぎ手の人達の熱気と汗のにおい。
お神輿と担ぎ手の人と一体になっているという感覚。
お神輿を担ぐというのは、きっと五感で覚えていくものなんですね。
浅草の人は小さい頃からこうしてお祭を体に染み込ませていくんだと思います。
なんだかうらやましいです。
そしていよいよ最後は担ぎ手も、担いでいない人も、お神輿(神様)を中心に最高に盛り上がり、本当にお神輿を担がなければ感じることの出来ない瞬間を体験することが出来ました。
担ぎ終わった後はとっても幸せな気分です!!
上手に表現出来ませんが、こうして人と神様が一体になるのがきっと「祭」なんですね。本当に貴重な経験をさせていただきました。

今年も三社祭を通して感じたんですが、お祭というのはこうしてお神輿を担ぐ人だけで行なわれているわけではなく、見えないところで町会の方や青年部の方や多く住民の方が早くから準備をしたり、当日も動き回っているから行なえるんですよね。
例えばお神輿を担いでいるとき、車や人に接触したりしないように、お神輿の周りで大きな声を出しながら真剣に警備をしている方たちを目にしました。
あれ程盛り上がるお神輿で事故や怪我がないのは、こうした方々のお祭に対する熱意と努力のおかげだと思います。
本当にありがとうございます。

今年、私は「三社祭」がさらに好きになりました。
浅草の街が、そして浅草の人が大好きです!!!
まだ「三社祭」を観たことがない人は、ぜひ来年こそ観にいらして下さい。
そして浅草の人のお祭に対する思いをぜひ感じて下さい。お待ちしています!!!